暗号資産(仮想通貨) テザー(Tether/USDT)とは?

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この記事では、仮想通貨(暗号通貨)「テザー(Tether/USDT)」についてわかりやすく説明しています。

この記事を読むことで、「テザー(USDT)はどのような仮想通貨なのか」を、理解することができます。また、「テザー(Tether/USDT)」が購入できる取引所や販売所についてもまとめていますので、参考にして下さい。

「テザー(Tether/USDT)」とは

tether

「テザー(Tether/USDT)」は、Tether Operations Limitedが運営するステーブルコインです。

「テザー(Tether/USDT)」は、担保型のステーブルコインで、USドルと連動するように運営されています。

通常の暗号資産(仮想通貨)とは違い、ボラティリティが小さく価格が安定していることが大きな特徴です。

通貨単位(シンボル) USDT
ローンチ 2015年2月
発行枚数上限 上限なし
時価総額ランキング 3位 ※2022年 現在
公式サイト https://tether.to/en/
twitter @Tether_to

「テザー(Tether/USDT)」の通貨単位はUSDT。現在の、「テザー(Tether/USDT)」の価格やランキングは次のようになっています。

「テザー(Tether/USDT)」の歴史

「テザー(Tether/USDT)」は、世界初のステーブルコインです。
ホワイトペーパー発表からこれまで、次のようになっています。

2012年1月
ホワイトペーパー公開
2014年10月
テザー前身のRealCoin(リアルコイン)、最初のトークンがビットコイン上で発行された
2014年11月
プロジェクトを「Tether」に改名
2015年2月
テザーがローンチ
2017年6月
ビットコイン・ブロックチェーンからライトコイン・ブロックチェーンに移行
2018年1月
イーサリアムブロックチェーン対応
2022年6月
英ポンドにペッグされた、GBPRTをローンチ

「テザー(Tether/USDT)」の特徴

ここからは、「テザー(Tether/USDT)」の特徴について説明します。

2022年現在、「テザー(Tether/USDT)」は、ビットコイン、イーサリアムに続いて時価総額3位の仮想通貨です。

「テザー(Tether/USDT)」には、次のような特徴があります。

  1. USドルと連動、価格変動が少ない
  2. 複数ブロックチェーンで構築されている
  3. USドルの他にも、複数通貨やコモディティと連動したステーブルコインを発行

それぞれの特徴を、詳しくみていきましょう。

USドルと連動、価格変動が少ない

「テザー(Tether/USDT)」は、USドルに連動したステーブルコインです。また、世界ではじめて発行されたステーブルコインでもあります。

ステーブルコインである「テザー(Tether/USDT)」はUSドルと連動させることで、価格変動を少なくするように運営されていることが大きな特徴です。価格変動が大きいという仮想通貨のデメリットを無くしつつも、送金コストが安い、送金しやすいという仮想通貨のメリットも利用ができます。

また、ドルと連動しているため、「テザー(Tether/USDT)」を基準通貨としている取引所も多く見られます。

ステーブルコインの詳細については、次の記事をごらん下さい。

ステーブルコインとは?
暗号資産(仮想通貨)のステーブルコインについて、初心者にもわかりやすく説明しています。

複数ブロックチェーンで構築されている

「テザー(Tether/USDT)」は、独自のブロックチェーンがありません。

その代わりに、Bitcoin (Omni & Liquidプロトコル), Ethereum, TRON, EOS, Algorand, Solana, OMG Network, そしてBitcoin Cash (SLP)、など多くのブロックチェーンに対応しています。

USドルの他にも、複数通貨やコモディティと連動したステーブルコインを発行

Tether Limited社では、UDドルと連動した USDTの他に、次のようなステーブルコインを発行しています。

  • ユーロ(EUR)と連動した、EURT
  • オフショア中国元(CNH)と連動した、CNHT
  • オフショア中国元(CNH)と連動した、CNHT
  • メキシコペソ(MXN)と連動した、MXNT
  • 金と連動した、XAUT

2022年6月22日には、英ポンドにペッグしたTetherトークン「GBPT」がローンチしています。

Tether

「テザー(Tether/USDT)」が購入できる取引所・販売所

日本国内では、「テザー(Tether/USDT)」を購入できる取引所・販売所はありません。

バイナンス(VIBABCE)や、クラーケン(Kuraken)などの海外取引所で買うことができます。

「テザー(Tether/USDT)」のチャート

「テザー(Tether/USDT)」のチャートです。チャートをみると、他の仮想通貨のような価格変動がほとんどないことがわかります。


「テザー(Tether/USDT)」に対応したウォレット

「テザー(Tether/USDT)」に対応した、主なウォレットです。

「テザー(Tether/USDT)」のまとめ

「テザー(Tether/USDT)」の最大の特徴は、価格変動が少ないこと。そのため、ビットコインやイーサリアムのように投資対象として買われることはありません。

一方、仮想通貨は価格変動が大きいため、通貨としては使いにくいといわれています。
価格変動を小さくすることで、通貨としての利用しやすさを備えた仮想通貨がステーブルコインです。

2022年3月、スイスの都市であるルガーノが、ビットコイン、テザー(USDT)、スイスフラン連動のステーブルコインであるLVGAを、事実上の法定通貨としました。これは「Plan B」とよばれ、ルガーノをヨーロッパ全体のブロックチェーン・ハブにすることを目指すものです。

また、2022年6月には英ポンドにペッグしたTetherトークン「GBPT」もローンチしています。

良いことづくめに見える「テザー(Tether/USDT)」ですが、2021年に米商品先物取引委員会(CFTC)より、「テザー(Tether/USDT)」が法定通貨で裏付けされていないと指摘されています。結果、テザーは4,100万USドルの罰金を支払い和解しています。

テザー社の裏付け資産の一部のコマーシャルペーパーの85%、中国などのアジア企業のものであると噂が広がりました。
テザー社はこれを否定、そして、コマーシャルペーパーの割合を減らしています。

2022年6月時点では、USDTの裏付けとなるコマーシャルペーパーは25%未満になったと発表しています。

USD₮ – The Blueprint for Private Stablecoins
usdt-the-blueprint-for-private-stablecoins

「テザー(Tether/USDT)」以外にも、さまざまなステーブルコインが出てきています。
その中でも、「テザー(Tether/USDT)」は時価総額も大きく、注目度の高いステーブルコインだと言えます。

これから、「テザー(Tether/USDT)」がどのようになっていくのか。注目していきたいと思います。

暗号資産(仮想通貨) 取引所の手数料リスト
暗号資産(仮想通貨)の取引所の手数料をまとめて比較しています。取引所を選ぶときの参考にしてください。
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